看護師転職、再就職の古今

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今と昔の看護師求人事情

公立病院を育児の為に退職した私。
上の子が小学校に入り、下の子も幼稚園。
子育てもちょっと一段落したので、仕事を探す事にしました。
その時は元の病院に戻ろうとは思いませんでした。確かに慣れた職場なら不安も無く勤められるのは判っていましたが、そこは家から遠くて通勤に時間がかかりすぎる事と、子育て中では外来勤務でさえもフルタイム勤務はできそうになかったからです。
当時、その病院ではパート勤務という制度はまだありませんでした。
それに私は再就職を凄く気楽に考えていました。どうせ働くなら、もっと近くて時間的に融通の効くところにしようと考えていたのです。
それというのも再就職の為の情報を手に入れる方法に若干の心当たりがあったから。
実は、大学病院を退職する際に、事務所で聞かれていた事がありました。
それは当時、看護協会が設立した看護師の再就職支援機構「ナースセンター」があったのですが、その求人情報を受け取るか受け取らないかというものでした。
私は一応受け取るとしながらも就職は2年以上先としておいたのです。
そしたら退職から2年が過ぎた頃からナースセンターから求人情報の郵送や電話が頻繁にかかってくるようになりました。(当時はまだ、ネット環境はありませんでした)
それでも就職できない時期には「まだ就職できません」と流していたのですが、本腰を入れようと思って真剣に話を聞いたら、夜勤が必須だったり、時給が驚くほど安かったりで、条件の良い雇用は、ほとんどありませんでした。
後で聞いたら当時のナースセンターの求人情報の評判はあまりよくなかったようです。
現在はまた状況が変わっているかもしれませんが。
ハローワークでは求人難の時代であっても医療関係の求人は多くて、毎週発行される求人をまとめた冊子は医療関係者用だけは一般用とは別に一冊にまとめられていました。医療関係の求人を捜す身としてはありがたく毎週持ち帰っていたのですが内容はどれも似たり寄ったりでした。冊子はワークナビの内容をまとめた物ですが、ワークナビでも条件の良いところは公表されるとすぐに決まってしまうのです。
就職活動はさながら「いす取りゲーム」のような早い者勝ちの世界でした。

ネット環境の無かった時代、良い条件の求人を探そうとしても、できる事と言ったらハローワークに頻繁に通ってワークナビをこまめにチェックしに行く事と、求人誌を買う事くらいでした。
まだ介護施設もほとんどない時代でしたから、病院の求人が大半で、他には、老人ホーム、保育所、企業内の医務室等の求人はたまに見かけましたが、いずれも遠隔地で、通うのは難しそうでした。
そんなある日、理想には届かないものの、なんとか妥協できそうな求人に出会いました。
勤務時間も希望を聞いてくれるとの事だったので好都合に思えて面接を申し込む事にしました。病院内の雰囲気もよかったので働きやすそうなイメージがありました。時給に不満は残るものの、年次昇給もあるとの事でなんとか自分を納得させて折り合いをつける事にしました。どこまでも理想を追っていても仕方ないと妥協した形です。
今なら看護師転職サイト等便利なものがあって転職も楽だったろうなと、ちょっぴり羨ましい私です。