看護師として働いて

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看護師として

私は自分が看護師である事を特に意識した事はありません。
周囲から病気についての相談を受けたりする時に自分が看護師である事を意識する程度。
でも、頼りにされるって良いものですね。

 

「看護師です」というと引かれるという理由から敢えて明かさないという友人がいます。判らなくもないのですが、そう言えば私も自分からすすんで看護師である事を明かす方ではありません。自分が入院した時も、身内の見舞いに行った時も、ばれないように努めていました。同業者に気を使わせないようにと思ったのもありますが、医師や看護師から「判ってるから詳しい説明しなくて良いよね」とムンテラを略されたり、看護師らしい態度を求められるのも面倒ですし。
それに、いくら看護師といっても専門外の事には素人同然です。
「看護師は医療の専門家」とひとくくりにされても、正直、それに対応できる自信もありません。胸を張って「私は看護師です」と言う友人もいますが、「偉いな」と感心してしまいます。
とはいえ、プライベートで医療現場に行ったのに「看護師さん」という声に返事をしそうになったり、処置のやり方につい、目がいってしまったりは看護師あるあるでしょうね。

 

他人の会話に医療ネタがあったりするとつい聞き耳をたててしまって「いけないけない」と我に返った事も一度や二度ではありません。
TVドラマにも医療を扱った物が増えましたがつい、気になる設定につっこんでしまうのは職業病かもしれません。
医療現場を離れて数年経ちますが、医療関係のドキュメンタリーがあれば、見入ってしまいます。医学の進歩はめざましくて次々に新しい治療法や新薬やケアが出ていて大変興味深いです。そんな中で昔の常識がどんどん古くなるのを目の当たりにすると、「長期に現場を離れると復帰する際には相当の覚悟が必要かも」と不安になったりもしますが、それだけ刺激的な世界でもあります。
看護師の活躍の場は今や病院に限らず多岐に渡っているので業種も選び放題。
同級生の多くは福祉関係や市役所、医薬品メーカー、大学や大手の会社内の保健室等、様々な場所で仕事をしていると聞いています。看護師も自分の適性や好みに応じて仕事を選べる良い時代になったものです。

 

看護師として良かった事

看護師になって良かったと思う事はいろいろあります。
仕事をしていて患者様に感謝されれば嬉しいですし、重症だった患者様が回復して退院される時は、幸せです。
経過が芳しくない患者様に様々なアプローチをして状態が好転した時には、凄く達成感を感じます。
看護師の業務は責任が重いのでしんどい事も多々ありますが、看護師だからこそ決断、行動できる事もあるのでやりがいがある事は間違いありません。
でも、今までで、一番看護師で良かったと思えたのは再就職の時でした。
幼稚園で役員をしていた頃、役員の仕事の合間のお喋りで、話題になるのは再就職の事。
「下の子も小学校に上がる事だし、そろそろ働き始めたいのよね」
「あなたはどんな仕事をやるつもりなの?パートって言ったらレジ打ちくらいかしらね?」
私は深く考えずに答えました。
「私は看護師やってたから、それ以外の仕事は考えて無いんだけど」
すると、周囲のお母様方は一瞬黙ります。そして次の瞬間
「そうよね。それは看護師やらなきゃ損よね。羨ましいわ。」
「仕事なんて選び放題でしょ?時給もうんと良いわよね。」
「看護師さんだったなんて知らなかった。私も若いうちに勉強しておけば良かったわ」
と散々羨ましがれたものです。
実際、就職活動をしてみれば就職難と言われた当時でさえも看護師の仕事は求人がたくさんあって、看護師用の求人だけを集めた冊子が定期的に出されていました。

面接を希望すれば先方は大乗り気で「是非是非、うちに就職してください」と前のめりで懇願されるという具合。
その結果、勤務時間や休日等、こちらの都合を100%聞いてもらえる職場に就職できました。
そんな時は「看護師になって良かった」としみじみ思ったものです。
看護師の資格を取っておくとまず、就職先には困りません。
かつて、同じ職場で働いていたスタッフも、結婚と同時に県外へ移る事になって退職したのですが、再就職に関しては全く問題が無かったので、彼氏がどこに転勤になろうとも、安心してついて行く事ができると喜んでいました。
看護師資格は最強なのです。